人気の職種になりつつある「ビル管理」、その仕事内容とは
テナントとオーナーの橋渡し
ビル管理の仕事に最近、注目が高まっています。オーナーの財産であるビルを預かって、お客さんであるテナントやビル利用者が過ごしやすいビル環境を作ることが主な業務です。
「ビルを最良の状態に保ってお客さんに提供すること」「お客さんの住環境を良い状態に保つこと」が常に求められるため、マンションの管理と一言で言ってもその管理項目は細かくて非常に多岐に渡っています。テナントやビル利用者とオーナーとの橋渡し役となって、マンションをいつまでも美しく保ち、オーナーに感謝してもらえると大きなやりがいを感じることでしょう。
テナントと業者の橋渡し
マンション管理では、マンションの利用は一般顧客だけにとどまりません。マンションの中には、1階部分がテナントになっていることも少なくありません。定期的なメンテナンスを委託したり、新規テナントが入居する際の電気設備工事や内装工事など、テナントにどのような業者を引き込むのかは、立地やオーナーの思惑も影響してきます。
毎日のメンテナンスから入退去時に、誰もが満足できる出入り業者をテナントと結びつけることができれば、その相乗効果は計り知れないものになります。
ビルの設備の保守・点検
マンションにおけるビル管理の仕事の中でも非常に重要な部分であり、日々の仕事の一つでもあるのが、ビルの設備保守・点検業務です。保守・点検を適切に行うことができれば、ビルは美しい見た目を残しながら、長期間維持させることができます。
しかし、管理が適切に行われなければ、すぐにボロボロになってしまうでしょう。ビル利用者が安全に過ごすことができるために、また法令順守の観点からも、ビル設備の保守・点検はビル管理の腕の見せどころです。
あるとビル管理に役立つ資格
ビル管理の仕事に就く場合、やはり関連資格があったほうが就職しやすくなるでしょう。資格の種類としては、通称ビル管理士と呼ばれる建築物環境衛生管理技術者が最大の資格です。国家試験であるため、非常に難関資格と言えます。
その他には、電気工事士といった電気工事関連の資格や、ボイラー技士といったガス関係の資格などがあれば即戦力として期待されるでしょう。こまめに各種講座に参加し、関連資格を取れば、就職後も取り扱える業務が増えてメリットとなります。